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腐が混合された徒然日記。復活(27受)、BL、二次の世界、KAITO兄さんにどっぷりと浸かってます。
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雪鬼
 明日からニュースを見ていると関東地区では雪が降るそうですね。
 今回の夏目のED見て思わず書きたくなったものですが、ヒバツナっ気がします。あちらに載せる元気もないのでこちらで。


 夏目の7巻は名夏と斑夏だと思ったのは万里だけですかねぇ?


 ・・・・・・クフフ、今週はインテですよ。前日の夜までしっかり働きますけどね。



雪鬼



 この街ではめずらしくかなり雪が降り積もった。
 誰もいない公園は一面の白銀の世界だった。
 

 ハァハァと寒くて白い息を出す綱吉以外誰もいなかった。
 お気に入りの黄色の小さな長靴に茶色のコート、奈々が一生懸命今年の冬に間に合わせるようにして編んだ白いマフラーを首に巻いて家を出た。

 「いってらっしゃい、気をつけるのよ?つーくん?」

 奈々は息子の綱吉にしっかりと言い聞かせて笑顔で綱吉を送り出した。
 ドジで間抜けな綱吉は友達などいなかった。からかわれる対象だった。

 さくさくと自分の小さな長靴が足跡を付けていく。
 誰もいない寂しい世界に自分がいるよって合図しているかのように。



 もう少ししたら近所の子供たちがやってきて綱吉のいたことなんてわからないほどにぐちゃぐちゃにして忘れ去られてしまうのだろう。



 子供だからよくわからないまま哀しくなって涙が一つ零れた。

 


 「何泣いているの?かみ殺されたいの?」



 背中越しに声をかけた子供を見るために振り返るととっても黒くて綺麗なイキモノがいた。
 ぽかんと綺麗なあまり見蕩れていると、

 「ねぇ、大丈夫なのかい?・・・・ったく。」

 いつものように他の子供のように興味を失って去ろうとするのかあるいは綱吉をいじめるのかと思って怯えると、ペロンと目じりをなめたのだった。

 「へっ?!ええ!」

 綱吉は飛び上がった。

 「あぁ、生きていたんだ。てっきりこの世じゃなくて別の世界のイキモノかと思った。」

 黒い子供は笑った。

 「えっ、つなも君の事狼さんが化けたんじゃないかと思った・・・・」
 「くすっ。気に入ったよ、名前はなんていうの。僕はひばりきょうやって言うんだ。」
 「つな、さわだつなよし。狼さんは狼さんじゃないの?」
 「どうだろうねぇ?」


 
 誰もいない雪の世界でひとり自分の存在を刻み付けていた。
 けれどもうこの真っ黒い綺麗な雲雀という存在が綱吉を知ってくれている。

 寂しくなんかない。

 たとえふたりきりの雪の中の鬼であっても。 
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こんばんはvもちっこです(*^_^*)
はわぁ~vこの雰囲気のお話大好きですvv
たしかに、雲雀さんって狼さんって感じするかもです・・・ツナは子兎さんってとこでしょうか・・?
私の住んでいるところはめったに雪はふらないので、一度、雪に足跡をつけてみたいです・・・(=ω=)
もちっこ | URL | 2009/01/08/Thu 22:46 [編集]
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| | 2009/01/09/Fri 00:04 [編集]

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